看護師の多くがやりたい看護ができない原因は?【やりがいを求めよう】

看護師の多くがやりたい看護ができない原因は?【やりがいを求めよう】

ヨーソロー!救急看護師のかるたです!

やりたい看護をやる!を応援する記事を書いています。

今回は「看護師の多くがやりたい看護ができない原因」を解説しています。

この記事で伝えたいこと

・やりたかった看護ができないまま看護師を続けることで看護に対する熱が冷めてしまう

⇨結果的に看護師の仕事が嫌になる

・産休育休によって看護師という仕事のストレスから解放されても、復職したときの配属や家庭と仕事の両立というハードルが高い

⇨やりたい看護をする優先度が下がる

看護師になってから早いうちにやりたい看護をするための行動をすることが楽しく看護師を続けるコツ!

看護師を辞めたい!そう考えている看護師は多いですよね。

看護師
看護師

職場の人間関係が良好じゃないからストレスが多い

看護師
看護師

仕事の責任が大きいから精神的に参ってしまう

看護師という仕事は非常にストレスのかかる仕事です。男女比が特殊な環境(最近は男性看護師もかなり増えてきています)、命に関わる責任のある業務、社会的地位の低さ、見合わない賃金など、辞める理由は様々です。

それでも看護の仕事にはやりがいや楽しいこともあります。

かるた
かるた

ストレスをできるだけ減らして、人の役に立てる看護師という仕事を続けるためには「自分のやりたい看護」をすること!

どれだけ環境が良い条件じゃなくても自分がやりたいと思える看護をすることで、少しでも楽しく仕事ができるで!

自分がなぜ看護師を辞めたいのか、そしてなぜやりたい看護ができないのか。

この記事を読んで原因を認識して、やりたい看護をするために行動するきっかけにしていただければと思います。


それでは看護師がやりたい看護ができない理由の解説に入ります。

やりたい看護はできていますか?

看護師を目指して勉強していた学生時代に自分が働く姿を思い描いていた人は多いと思います。

例えば

  • 患者さんとのコミュニケーションを大事にして笑顔で看護を提供する
  • ICU(集中治療室)で重症な患者さんへの看護を提供して回復する手助けをする
  • 救急で人の命を救う最前線で看護を行う
  • その他がん看護や小児看護などある特定の分野に特化した看護を提供する

上記のような理想を持って看護師になるための勉強を頑張りましたよね。

かるた
かるた

看護学生のときなんか実習とか国家試験の勉強とか、めちゃくちゃ大変やったわ

しかし、いざ看護師になってみると自分がやりたいと思っていた看護が出来ていない看護師は多いです。

あなたは今やりたかった看護ができていますか?自分が思っていたような看護師になることはできているでしょうか?

まずはやりたい看護が自分はできているのかを認識することで、今後の看護師人生はそのままでいいのかを考察してみましょう。

きっと、こんなことがやりたかった!という理想の看護があるはずです。看護師という仕事を続けるモチベーションを上げて、楽しく看護師をしてもらえればと思います。

やりたい看護ができていない理由

多くの看護師はやりたい看護ができず、楽しく仕事ができていません。純粋に看護の仕事以外の要因で看護師をするのが苦になっているなら、せめて自分のやりたい看護をやる方が精神的に楽に看護師を続けることができます。

自分はなぜやりたい看護ができていないのか。

その理由を明確にすることで、どうすれば仕事をするのが楽しくなるのか対策を考えることができます。

自分の境遇と照らし合わせて考えてみてください。

希望通り配属されない

看護師
看護師

初めて就職するときに希望を伝えたけど、全然違う部署に配属されちゃった

看護師
看護師

毎年異動希望出してやっと異動になったと思ったら、希望していない部署に異動になった

かるた
かるた

看護師の異動は全然希望通りいかないこともあるで

看護師の異動先が決まる要因は

  • 病院全体の人員調整
  • 管理側から見た学んでほしい看護ができる部署への異動
  • 看護師の希望

この中で1番大きい要因は人員調整です。

看護師の離職率は他職種と比べて高いというわけではありませんが、部署ごとに配置人数が決まっているため辞める人が1人でもいればそれだけで人員が不足してしまいます。

出典 日本看護協会

そのため人が少なくなった部署へはもちろん補充が必要になります。この補充が他部署からの異動によりまかなわれてるわけですね。

この人員調整によって異動先が決定してしまうので、希望通りの部署に異動できないという事態になってしまいます。

配属先の決定は個人の希望で決定するわけではなく病院の管理側の意思によって決定される

やりたい看護への熱が冷めている

看護学生時代に思い描いていたように看護師として働くことができている人、どのくらいいるでしょうか。

実際に働いてみると看護師の人間関係だったり、患者さんへの対応で困ったり、いわゆる看護とは異なるような仕事の数々にストレスを抱えながら働いているという看護師は少なくありません。

そんなストレスを抱えながら働き続けると、看護師の仕事に興味が薄れてきてしまい自分がしたかった看護への熱が冷めてきてしまいます。

看護師
看護師

こんな看護師になりたかったけど、もはや看護師を辞めたい

看護師
看護師

理想の看護があったけど、給料もらえてできるだけ楽な仕事があればもうそれでいいや

せっかく看護師の資格を取ったし、働いていれば給料はもらえるのでやりたい看護を追求せずとも惰性で看護師を続けている、そんな人も多く見てきましたね。

看護師という仕事が嫌になっている

やりたい看護への熱が冷めるのと似たような状態ですが、看護師そのものが嫌になってしまうというケースも多いですね。例えば看護師から他職種へ転職するという場合もあります。

看護師の仕事は本当に過酷です。

医師とのコミュニケーションの難しさ、他職種との板挟み、患者家族からのクレーム対応、感染などによる自身の健康リスク、業務に追われ常に残業。

そのほかにも挙げきれないほどの大変さが看護師にはあります。

かるた
かるた

これなら看護師をやりたくなくなっても仕方ないな

看護師としてやりたいことがあったとしても、それを上回るストレスのせいで看護師を離れることになるというのも納得してしまいます。

産休育休で職場から離れる

産休育休は社会人としての権利です。出産というイベントを迎えた家庭にとっては必要不可欠な休暇となります。

ところで看護師の産休育休を取得した後の復職の実際はどうなっているでしょうか。

・「今やりたい」ことを優先しなければ両立できる勤務条件はあるが、仕事の満足度は下がる。(40歳代看護師、診療所・クリニック、既婚、子ども2人)

看護師の仕事、結婚・育児と両立できる?|「結婚・出産後の働き方に関するアンケート」結果

・業務内容も多岐にわたり精神的・肉体的ストレスも多い。(40歳代看護師、病院、既婚、子ども1人)

看護師の仕事、結婚・育児と両立できる?|「結婚・出産後の働き方に関するアンケート」結果
かるた
かるた

ただでさえストレスの多い職業

さらにやりたいことが出来ないとなると看護師として復職するハードルは高いのかもしれへんな

・臨床勤務や正社員にこだわらなければ、ライフステージに応じた働き方が可能だと思うし、一度離れてもやる気さえあれば採用されやすい職種だと思う。(40歳代看護師、その他、既婚、子ども2人)

看護師の仕事、結婚・育児と両立できる?|「結婚・出産後の働き方に関するアンケート」結果

・遅くなる日が前もって予想・対応できるか、協力し合う雰囲気があるか。部署によると思う。(40歳代看護師、診療所・クリニック、既婚、子ども3人以上)

看護師の仕事、結婚・育児と両立できる?|「結婚・出産後の働き方に関するアンケート」結果
かるた
かるた

看護師として復職しても、やりたい看護をするというより仕事と家庭の両立が可能かどうかが優先せなあかん状況になってまう

私も産休育休についてはいろいろと他の看護師から聞かされてきました。

育休産休について聞いた看護師たちの意見
早く妊娠して産休に入りたい
できればそのまま復職せずに病院を辞めたい
産休育休明けで復職したけど前まで働いていた部署とは違う部署に配属になってしまい、また一から勉強し直さないといけない

これらの意見から、産休育休は少なからず看護師のモチベーションに影響があるということが言えます。(良くも悪くも)

産休育休に入れば職場から離れることができるため、今働いている部署で働き続けたくない看護師にとってはプラスになります。しかし、復職するときには子育てをしながら経験したことがない看護を勉強し直す大変さを味わう可能性があるというマイナスな面もあるということです。

つまり、産休育休というイベントは「やりたい看護」をしたい看護師にとっては「やりたい看護」ができなくなる要因の一つであると言えるのです。

まとめ

多くの看護師が自分のやりたい看護ができていない理由を考えてきました。

私が考える「やりたい看護ができていない理由」は以下の通りです。

やりたい看護ができていない理由
希望通りに配属されない
やりたいことへの熱が冷めている
看護師という仕事が嫌になっている
産休育休で職場から離れる

以上4つ考えてみましたが、これらは基本的に全て繋がっているんですよね。

やりたい看護の理想を抱えながら看護師になったものの希望通りの配属にはならず、それでも看護師として働き続けていると嫌なこと、ストレスになることが多くだんだんと看護への熱が冷めてきてしまい、結果的に看護師という仕事に嫌気が差してしまう

そして早く仕事から解放されたいため産休育休というタイミングで一旦は看護師という仕事から離れることができても、復職するときには「やりたい看護」をするための配属や人間関係、家庭との両立という高いハードルがあり、多くの看護師はやりたい看護はできないままになってしまうという悪循環を、私も多く見てきました。

ここで私が考える改善策はやはり、少しでも早いうちにやりたい看護ができるように行動することです。

やりたい看護ができていないままずるずると働き続けても状況は変わりませんし、最悪の場合は看護師そのものを辞めてしまう可能性もあります。

少しでも早く行動することで看護が楽しい!仕事が楽しい!と前向きな気持ちで看護師を続けることができます。

かるた
かるた

やりたい看護ができていない理由を認識して、やりたい看護ができるように行動しよう!

上司への異動願、他施設への転職が何よりも効果的な行動です。

私たち看護師はいつやりたい看護ができなくなるかわかりません。また、いつかできるようになるだろうと待っていても機会はなかなか訪れません。

同じ施設内での異動が難しそうであれば、転職して環境を変えることを考えましょう。

転職することを考えるなら看護師転職サイトを利用するのがオススメです。

看護師転職サイトを利用するのがオススメな理由はこちらの記事を参考にしてください。

今すぐに転職したいという方ではなくとも、看護師転職サイトには登録しておくメリットはあります。

求人を確認したり、どのように仕事をしたいかをエージェントと相談しておくことで、いざ転職を考えたときにスムーズです。

こういった転職活動自体にリスクはありませんからね。

オススメの看護師転職サイトは看護のお仕事です。


看護師という素晴らしい仕事を楽しく続けるためにも、自分のやりたい看護をすることが大前提です。

みんな自分のやりたい看護を目指して行動しよう

それでは今回は終わりにします。

ありがとうございました。ヨーソロー!

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