
ヨーソロー!救急看護師のかるたです!
看護師の職場選択には様々な理由があります。
- 救急で働きたい
- 給料が高いところで働きたい
- 療養上の世話がしんどくてもっと楽な職場で働きたい
その他にも人それぞれ動機はあります。
記事を読んでわかること
看護師の異動の実態
私が転職を考えた様々な理由
結果転職してどうなったのか
読者の方にはありのままに体験談をお伝えします
今の職場から離れたいと考えている人の参考になれば幸いです。
私が異動を希望した理由
異動を希望した一番の理由は「時間を無駄にしたくなかったから」です。
全てその理由に収束しています。
「時間を無駄にしたくなかった」とは
看護師として精一杯頑張って働くことができるのは何歳までだと思いますか?

50歳を超えて夜勤をしようと思っている看護師は約1/4です。
さらに年齢に関係なく無理だと回答している看護師も16%います。
救急は体力が必要、そう考えていたため若いうちに救急に行きたいという思いを持っていました。
私は看護学生であった時から「救急の現場で働きたい」という思いがありました。
就職先も救命救急センターが設置されている病院をいくつも見学に行ったり、インターンシップに行かせてもらったりと行動していました。

一度希望部署以外に配属されると、理想としていた救急のスペシャリストまでの道のりが数年間遅れてしまう
しかし、看護師免許を取得していざ就職してみると、配属された部署は消化器外科の一般病棟。
看護師人生で初の挫折です。
そこで私は図々しいですが異動希望を2年目から出し続けました。
消化器外科では自分にとってとても学びのある4年間を過ごしましたが、その時点で異動が叶わなかったので転職という道を選びました。
異動を諦めて転職を選んだ理由
異動を諦めて転職を選んだ理由は次の通りです。
- 異動希望が通らなかった
- 希望部署の同期が辞めた
- 転職検討中に先輩から検討先の病院について情報収集ができた
- 4年目の事例展開の課題が嫌だった
- 委員会に入りたくなかった
では説明していきます。
異動希望が通らなかった
前述しましたが、異動希望を2年目の頃から出し続けていたんですが、全く異動できる気配がなかったんですね。

2年目の頃から異動希望を出すなんて通るわけがない
わかっとったけども!
でも異動が通らなかったというのは私だけの話ではありません。
私のプリセプターをしてくれた先輩も同様に異動希望を出していたのですが、先輩も一向に異動できていなかったのです。
私は先輩が異動するよりも先に転職することになりましたが、先輩はその3年後に異動しました。

看護師の異動の壁は意外に高い
そんなに異動させてもらえないなら、このまま同じ場所でずっと働き続けないといけないかもしれない
これが何よりも私にとって時間の無駄となる可能性を感じて転職を考えました。
希望部署の同期が辞めた
新卒で就職し救急を希望した結果、消化器外科一般病棟の配属になった時、もちろん救急に配属になった同期がいました。
希望が通ってかなり喜んでいた同期を今でも覚えています。
しかし半年ほど経ったある日、その同期が退職しました。
詳細はわかりません。
思っていた救急という理想と現実のギャップ、人間関係など理由は色々あるかもしれませんが、動機が辞めたと聞き「それなら私が救急に!」と思ったこともありますが、4年目になったときに思ったんです。
動機が辞めたのは、自分が働きたい場所はここではない、なら転職しよう、と思ったのかもしれないと。
1年目の頃なので、単純に考えれば辛くなって辞めたというのが理由としては妥当だと思います。
しかし、私は同期のおかげで転職という選択肢を考えることができたのです。
転職検討中に先輩から検討先の病院について情報収集ができた
転職を考えたときにやはり救急で働きたいと思っていました。
検討していた病院で働いている看護師の先輩の知り合いがいたので、そこで情報収集ができたのが転職の決め手になった理由の一つです。
情報収集したのは以下の内容です。
- 病院の評価
- 給料面
- 希望した部署への配属され具合
こういった情報収集を行えたのは転職するにあたって助けになりました。
4年目の事例展開の課題が嫌だった
皆さんの病院では大体3年目以降に事例課題の課題ってありませんでしたか?
学生時代の友人に聞いたりすると、こういった課題を課す病院は少なくありませんでした。
しかし、私はこれがめちゃくちゃ嫌でした。
- 発表が苦手
- この課題をすることが自分の成長にどのように繋がるのかが理解できなかった
- 業務外の時間を課題に使うのが嫌だった
この中でも当時の私は2つ目の「課題が自分の成長に繋がるのかが理解できなかった」という理由が大きかったです。
教育担当者や看護師長など、上司の方からしたら私の意見は看護師としては失格かもしれません。
恐らく長年培われた看護師のキャリアのステップアップの過程に詰め込まれているのが事例展開という課題なんだと思います。

看護師ならやって当たり前
でもそれ、本当に意味ある?
という疑問が今もないわけではありません。
できるなら今でもしたくありませんね。
委員会に入りたくなかった
病院っていろんな委員会がありますよね。
私は委員会に出るなら看護したい!派です。
中堅になってくるといずれはそういう委員会に出席するという役回りは回ってきます。
仕方ないことなんですけどね。
読者の方、委員会に入って良かったこと、何かありますか?
良かったらコメントやTwitterで教えてください。
転職して良かったこと
運もあったかもしれませんが、希望通り救急外来の配属になりました。
転職で良かったことは「希望の部署に配属になった」ことですね。
付随して良かったことは他にもあります。
- 希望の部署に配属されて良かったこと
- 残業がなく定時で帰宅できる
急変対応を学ぶことができる
転職して失敗したと思ったこと
転職することがすべて良いことにつながるわけではありません。
ここでは転職による失敗を説明していきます。
思っている以上に看護師の責任が大きい業務体制
病院によって看護師の業務って意外に幅がありますよね。

私の病院では看護師がこんなことをしてるよ

この仕事は看護師じゃなくて他の職種がしてるよ
業務内容の境界線が曖昧なのが看護師です。
私が転職した職場では「こんなことまで看護師がしてるんだ」と驚くことがたくさんありました。

なんで看護師がせなあかんの?
働いていて疑問に思うこともあります。
例えば
ローテーションで回ってくる医師への診療システムのオリエンテーション
医師へのオリエンテーションなのだから医師がして欲しいと切に願います。
給料が低い
定時で帰宅できることのデメリットでもあります。
支給される手当が減るため給料が下がりました。
転職するときは

給料が下がっても良いから残業したくないんよ
と思っていましたが、結婚や子供の誕生で収入の重要さが増してしまったため、現在は収入を上げるために再度転職や副業について学んでいます。
転職を考えている方は、将来に備えて給料も考えておくことをオススメします。
働いてみるとわかる、前の職場の良いところ
これも転職あるあるだと思います。
転職って結局はしてみないとわからないんですよね。
私の場合は前に勤務していた病院の良いところもいくつか見えました。
- 無駄な委員会、意味のない会議が少ない
- 看護のアセスメントのレベルが比較的高い
これらに関して言えば以前の病院から転職してきた結果、失敗と言えるポイントだと言えます。
転職の失敗、もしくは転職前のリサーチ不足だと感じました。
転職エージェントを利用すれば、検討している職場の内情も調べてくれます。
オススメ転職エージェントはこちら
初めて転職するという方はこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
私の体験談を踏まえて、転職した理由と転職した結果を説明させていただきました。
転職すれば必ず良い結果になるとは限りません。失敗したと感じてしまうことも少なくないでしょう。
しかし行動してみなければ、いつまでも働きたくない場所で働き続けることになってしまいます。
最悪失敗しても、看護師であればまた転職先は見つかります。看護師以外の仕事を始めることも悪くない選択肢です。
一つの職場に固執せずに異動、転職することは、看護師としての世界を広げてくれます。無駄にはなりません。
今の職場で働き続けることが苦痛であれば転職してみてはいかがでしょうか。
私も一度転職した身ですが、今働いている病院にいつまでも勤務するつもりはありません。
いろんな経験をしてみたいですし、給料アップも考えて働きたいと考えています。
自分の働く理由はなんなのか。
自分の価値観を大事にやりたい仕事ができるように応援しています。

自分のやりたい、好きな看護をしよう!
今回は以上です。
ヨーソロー!