
ヨーソロー!救急看護師のかるたです!
看護師も病院や施設という組織の一員、会社員と同じです。
人事異動があります。
しかし、この人事異動は看護師を悩ませるイベントとして大きな要因を担っています。
- 新人看護師として就職するも希望通りの配属部署ではなかった
- 異動希望を出したけど全然異動させてもらえない
- 突然異動を言い渡されたけど今まで経験したことがない分野で不安
- 異動した結果、自分のしたい理想の看護ができなくなった
例に出した悩みや不安は看護師あるあるです。
この記事の概要
配属された部署での悩みや不安を共有しよう
どうしても職場が合わない人は「転職」を選択肢に入れよう
配属、異動された部署で戸惑い身体面、精神面で苦しい思いをしている看護師は世の中にたくさんいます。
私だけじゃないんだとまずは安心してください。
そしてその悩みや不安を解消するのは同じ場所で働き続けるのはしんどいですよね。
この記事ではそんな看護師に向けて転職をおすすめしています。

働きたくない場所で働き続けるのはあかん!
我慢せずにしたいことをやろう!
看護師が異動を希望する理由
異動希望の理由には以外が挙げられます。
- 人間関係に悩まされている
- 身体面や精神面への負担が大きい
- 今いる部署で学べることは概ね学んだから異動して知識や技術を身に付けたい
- 自分がしたい看護ができない
人間関係や負担が大きいといった問題は、看護師の退職にもつながってしまうため、早急に対策することが大事です。

看護師自体が嫌になってしまうのは勿体無いから!
また3、4つ目については看護師として働くモチベーションの低下を招きます。
せっかくたくさん勉強して、辛い実習を乗り越えたのにモチベーションが下がる仕事をしたくないですよね。
しかし看護師の異動希望は叶わない場合も多く実例があります。
こちらの記事も参考ください。
看護師の異動実例
ここで私の身の回りであった異動、転職の実例を紹介します。
看護師12年目で初めて異動となった新婚看護師Aさん
- Aさんの場合
- Aさんは私が新卒で入職した時の指導者、プリセプターです。
入職時で5年目の中堅看護師でした。
かねてより救命救急センターへの異動希望を出していたものの、その希望はなかなか通らず。
毎年のように異動希望を出し続け、10年目を超えたのちにようやく希望していた救命救急センターへの異動となりました。
Aさんは異動になる直前に結婚し、妊活をしようと少し看護師としての仕事に期待を薄めていたところに異動することが決まり困惑していました。
5年目辺りになると、看護師の世界では希望していなくても人事異動の対象になっていることが多く10数年間も同じ部署で勤務していることは珍しいですね。
ちなみに私もAさんと同じ病院にいた頃に異動希望を出していましたが、Aさんの背中を見て5年目になる時に病院内での異動は諦めて転職しました。
Aさんのように腐ることなく異動希望を出し続けるのは相当根気が必要であり、誰もが我慢しながら働き続けることは難しいでしょう。

あのまま前の病院におって異動希望を出し続けてたら異動できてたかも知らんけど、いつになるかわからん異動を待つより時間を無駄にしたくなかったから、ささっと転職して良かった!
救急から透析室へ異動したママさん看護師Bさん
- Bさんの場合
- Bさんは私が転職したと同時に同じ部署に配属された年数は先輩のママさん看護師です。
私たちが配属された「救急外来」は一般病棟と比べると相性に左右される部署です。
Bさんも救急外来での勤務は経験がなかったのですが1年ちょっと頑張って一緒に働いていましたが、やはり自分には救急は合わないと感じ異動希望を出していました。
Bさんの異動はすぐに叶い現在は透析室にて勤務しています。
配属部署が合わなくて異動したパターンですね。
合わない理由はそれだけではなく、夜勤があることで子育てとの両立が難しくなったみたいです。
「夜勤を辞めたい!」と訴えても通らない看護師も少なからず実在しますよね。
もちろん夜勤は病院にとって必要不可欠な勤務体制です。
夜に働く看護師がいなくなって困るのは患者さんですからね。
しかし、子育てとの両立が難しく退職を余儀なくされる看護師がいるという現実はどうにかしてほしいものです。
せっかく男性看護師も増えてきているのだから、夜勤しても良い看護師は昔と比べると増えていると思います。

私は夜勤の方が好きやから出来るだけ夜勤を入れて欲しいねん。
給料も上がるかもしらんしな笑
看護師も個人に合った働き方を選択できるよう体制を整えてほしいですね。
高給料を求めて転職した救急経験豊富なCさん
- Cさんの場合
- Cさんは私が働いている救急外来に転職してきた救急経験が豊富な男性看護師です。
良くも悪くも救急外来は残業がほとんどありません。
良い点は、私生活の時間が確保できることと疲労感が軽減される可能性があること、悪い点は残業手当が付かないことです。
看護師という職業の給料は手当で成り立っています。
Cさんも転職されてきて仕事内容は十分、後輩への指導も惜しみなく私の尊敬する看護師でした。
しかし、何より給料が低く、家庭の収入を増やしたいとの理由で高給料である訪問看護の道へ転職されていきました。
退職された時は、とても頼りになり尊敬する看護師がいなくなるということにショックが大きかったです。
しかし問題はやはり看護師の賃金の低さです。
訪問看護のような比較的給料が高い職場を選ばなければいけなかったというのは、看護師の働き方に制限があるというのが事実です。
現在政府が看護師等の賃金アップについての政策を謳っていますが、その増加率は現在で1%、将来的には3%という驚きの低さ。
看護職員の処遇改善についてこちらも読んでみてください。
理想の看護を叶える方法の最善手は転職
実例に挙げたように異動にまつわる悩みは人それぞれです。
異動、または転職した結果が必ずしも良い結果というわけではありません。
しかし、現状に納得いかない場合、行動しなければ変化は訪れません。

辞めたい!って言いながら働いている看護師はいっぱいおるねん。
看護師として一番大事なのは「仕事にやりがいを持って働くことができているのか」ということだと私は思っています。
看護師としての仕事とは別に、結婚や子育て、介護、自身の健康状態など私生活が変化するのはそう簡単に防いだり解決したりすることはできません。
これらが看護師としての仕事に影響を及ぼすことはある程度受け入れなければいけないことなのです。

私生活の変化は、看護師としての働き方に大きい影響を与える。
でも転職は、やりがいのある看護、私生活の応じた働き方、この両方に柔軟に対応できる可能性がある解決策です。
私生活に応じた働き方を考え、自分がしたい、やりがいを持つ看護をする。
これが私が考える理想の看護を叶える一番良い方法です。
まとめ
看護師の配属部署、人事異動についての悩みと行動の結果について実例を踏まえて解説しました。
- 看護師として初めて働くときに配属された部署が希望通りではなかったため自分がしたかった看護ができない
- 人事異動を言い渡されたけど異動先での看護をしたいわけではない
- 子育てしながら働く必要があるけど今の部署では正直しんどい
これらの悩みはあなただけではありません。
ここで紹介した理想の看護とは「私生活に応じた働き方をしながら、やりがいを持てる看護をすること」です。
そしてこれを叶える一番良い方法は「転職」です。

- 私生活の変化
- 身体・精神面への負担
- 急性期・慢性期の看護
今働いている病院でこれらの理由を伝えて異動させてもらっていますか?
理想の看護ができていますか?
転職は新たに働く場所に就職する際に自分の希望を伝えることができます。
数年でも働いたことがある看護師であれば、初めて就職するときと比べてしっかり自分の希望を伝えることができると思います。

初めての就職活動の時はめっちゃ緊張して面接とか全然上手くこなせんかった思い出があるわ…。
でも今やったらいろんな希望を具体的に伝えられそう!
「今までこんなことをしてきたから、今後はこういう仕事をしたい」みたいな感じかな!
とはいえいきなり転職となると色々戸惑うことがありますよね。
辞める準備や就職の準備だけでも少しハードルを感じることと思いますが、転職活動はいつでもリスクなく始めることができます。
さらに、転職エージェントを使うことで転職活動もサポートを受けながら始めることができます。
転職したことがない看護師は、転職エージェントを利用するってよくわからない方もいますよね。
初めて転職を考えている方はこちらも読んでみてください。
同じように悩んでいた看護師も転職エージェントを利用して転職を成功させている人はたくさんいます。
失敗しても看護師という職業は働ける場所がある、つまり需要は尽きないので無職になるリスクも大きくありません。
登録してみようという方がいればぜひ利用してみてくださいね。
オススメ転職エージェントはこちら
看護のお仕事 公式サイトそれでは今回はこれで終わります。
ヨーソロー!